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糖尿病患者のセルフマネジメント教育―エンパワメントと自己効力
安酸 史子
メディカ出版 刊
発売日 2004-01


内容(「MARC」データベースより)
糖尿病患者の気持ちを理解する手がかりを示し、患者が積極的に保健行動をとってくれるようにするためのアプローチとしてエンパワメントと自己効力を紹介。看護師が患者のセルフマネジメント能力を引き出す術を考える。

患者教育をこれから学ぶ人にお勧め 2004-12-01
 本書の題名は「糖尿病患者の…」となっており、確かに患者教育の内容としては糖尿病の事例があげられているが、この本の珠玉な点はむしろこれからの患者教育・健康教育の方法と理論をわかりやすくまとめている点ではないかと思う。
 私は今年の看護学科の学部生の患者教育の講義の中で、この本を利用させてもらっているが、恐らくシリーズの講演なり研修なりをまとめたものと思われ、イラストなども多く初学者に取り組みやすい本になっている。
 学術的には新しくもないかもしれないが、臨床ではまだ十分に活用されているとはいえない、保健信念モデルや自己効力感、エンパワメントといった概念もわかりやすく実例を伴って紹介されており、慢性疾患患者の患者教育に取り組んでいる看護師の生涯教育にも役立つだろう。

私は幼少の時から心臓病の障害者1級で塩分制限があります。これまで何度も病院で食事の指導を受けてきました。たいがい病気関係の食事の本はいかにも病人の食事といった感じで正直、美味しくないです。でも、この本はレンコンなどを使って歯ごたえを出して満腹感を出す方法の調理法やみょうがやハーブなどの塩分を使わないで薬味で塩分摂取量を減らす調理方が書かれてあり、一人分のカロリーと塩分摂取量が書かれてあるので病気の人も美味しい食事ができるようなレシピがたくさん書かれてあります。
成人病が流行る現代人には良いと思います。味は確かに普通の人には薄めかもしれませんが、塩分を気にせず塩分摂取量を減らすことができます。
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