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医療の値段―診療報酬と政治医療の値段―診療報酬と政治
結城 康博
岩波書店 刊
発売日 2006-01


内容(「BOOK」データベースより)
多くの人が、病院の窓口で請求される金額について特に疑問も抱かずに支払っているのではないか。医療の値段はどのように決定されるのか。医師会をはじめ、各関連団体がどのようにかかわっているのか。歴史的な経緯をたどり、複雑な仕組みを解きほぐして、公正でかつ誰もが納得できるありようを考える、医療政策論の試み。

目次

序章 病気を治すのにいくらかかる
第1章 医療の値段の決められ方
第2章 利益団体と医療―医療費をめぐる政治史(1)
第3章 医師会と医療費―医療費をめぐる政治史(2)
第4章 かかりつけ医制度と医療費
第5章 「医療の値段」と政治―日歯連事件からの検証
終章 公正な医療の値段とは何か


市民参加・監視のための医療経済入門書 2006-12-02
 市民の眼に触れることなく形成された「医療の値段」形成システムの入門書である。

患者・国民にとってその関心事は、窓口で支払う金額の多寡であり、自分と家族にとっての医療の質に偏る。

 しかし、その医療の骨格を形成するのは、政治・行政が司る医療制度であり医療経済である。医療の現場の医療者は、医療制度に組み込まれたコマとして医療提供に携わる。

 本書は、その医療提供者の側である日本歯科医師会役員による、診療報酬をめぐる政治家と診療報酬改定の現場である中央社会医療協議会委員に対す違法な資金提供事件によりその闇の一部があぶりだされた事件を一つの契機に編まれた。

 市民参加・監視の手薄な分野には、例に漏れず利権が発生し市民の利益から遠ざかる力学が発生する。

 一般向け教養書に「医療の値段―診療報酬と政治」が登場する時代の不幸と幸福を考えるとともに、本書を限られた医療資源を効率的に配分するシステムを考える一助にしたい。




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