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神経内科ケース・スタディ―病変部位決定の仕方
黒田 康夫
新興医学出版社 刊
発売日 2000-06


目次

第1章 神経学的診断の基礎事項
第2章 解剖学的診断の進め方
第3章 腱反射から診断する
第4章 末梢神経障害から診断する
第5章 長経路徴候から診断する
第6章 脳神経障害を診断する。
第7章 協調運動障害を診断する
第8章 痴呆を診断する
第9章 不随意運動を診断する
第10章 総合症例問題


苦手な他人向け 2005-07-16
神経内科、特に「空間認知能力に欠けている」などど劣等感を抱いている人にはお勧めの本です。神経内科に独特の3 step diagnosisに始まり、平易な神経解剖学から病態理解に至るまで、スムーズかつコンパクトに導かれました。短時間で読めてしまうのもお勧めの理由のひとつですね。

この本の最大の長所は、神経内科の考え方の全体像が把握しやすいということ.非常にコンパクトに神経筋疾患の病因・局所部位診断の考え方がまとまっているので、非専門医や、研修医に最適だと思います.この本を完全に理解した上で他書へステップアップするとスムーズに神経内科の勉強が出来ると思います.最初から、詰め込みすぎては、神経筋疾患は非専門医にとって挫折しやい.また、この本は病因診断と局所診断の考え方を教える本であり、具体的な神経所見のとり方については述べていない.この本で必要性を感じた神経所見のとり方を他の教科書で調べていくのが非専門医には最適だと思います.教科書に記載されている神経所見のとりかたは膨大で何が大切かが把握しにくい.必要最低限の所見のとりかたを学ぶことが一般内科医にとって大切だと思います.
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